2014年6月27日金曜日

代書屋 いじめに介入す 補足

 

これまで、いじめ問題の解決に行政書士が関与すべきという視点で、いくつか記事を書いてきましたが、今回は、依頼者側から見て「行政書士に頼む価値はあるのか」という点について書いてみたいと思います。


各機関を動かす存在

いじめ問題の解決には、様々な専門家や機関と相談を重ねることが必要になります。

いじめを受けている子どもを持つ家族からすれば、気が急いて当然でしょう。どうしてもっと親身になってくれないのかと憤りを感じることも有るでしょう。

しかし、それぞれの機関にも出来る事と出来ない事があります。機関同士の関係で、動きが鈍くなることもあります。

家族の気持ちに寄り添い、かつ各機関が動きやすくなるように仕掛けてあげられる存在が必要なのです。


弁護士との関係

上記は、当然に弁護士も行えます。訴訟や民事手続きが目的であれば最初に弁護士を訪ねたほうがいいかもしれません。

ただ、実際には弁護士は証拠や記録をまとめたり、相談の内容を紙に起こしたりはしてくれません。それら、まとめたものを見て、法律的判断をするのが仕事なのです。もし、証拠の収集・作成の段階から弁護士に依頼しようとすれば、目玉が飛び出るほどの依頼料が必要になります。

また、弁護士への相談は安くても30分5000円程度はかかります(マッサージに行くことを考えれば、そんなもんかという気もしますが)。人によっては、充分に聞きたいことが聞けない人や、30分や1時間では弁護士さんの言っていることが理解しきれないという人もいると思います。

そんなとき、相談内容を録音し紙に起こしてくれる人が、補足説明もしてくれれば充分依頼者のメリットになります。


 

非弁行為との関係

行政書士にとって、注意しなければいけないのが非弁行為にならないかということです。

学校が動こうとしないとき、むしろ隠ぺいしようとされたとき、学校と直接対決してしまえば、非弁を問われるでしょう。行政書士は、交渉は出来ないのです。

判例的に言うと、「鑑定に属すべき事務に及んだり代理その他の方法で他人間の法律関係に立ち入る」ことは出来ないわけです。ちなみに事件性で言えば、いじめ問題なので当然にあります。

つまり、行政書士のいじめ問題へのかかわりは、顛末書や反訳書の作成に収束されるものでなくてはなりません。

各機関への相談に立ち会うのは正確な記録を作るため、依頼者のサポートは作成した書類の説明を通して行われること。あわせて、法律判断が必要なときには、弁護士とも連携することが必要になるでしょう。


 

顛末書、反訳書それらの補足資料

行政書士の業務と捉えるため、あえて事実証明という表現を使っていますが、作成する書類は「実社会生活に交渉を有する事項を証明するに足りる」必要まではありません。

要は、各機関や専門家に事実を認識してもらい、動いてもらうための説明資料なのです。顛末書はレポート、反訳書は要するに面談記録(テープ起こし)です。

非弁行為どころか行政書士の独占業務にも当たらないでしょう。

ただ、サービスに必要なのは、顧客の痛み(悩み)を解消し、顧客の時間を短縮することです。

いじめに悩む家族に手間なく、かつ各機関を動かせるよう詳細な証拠資料を提供し、各所に相談をかけていくことをファシリテーションする。これらの業務は、これからの行政書士に求められてくるものだと考えています。

行政書士は、行政機関に相談し動いてもらうことのプロです。きっと、悩む家族の心の支えにもなるでしょう。



代書屋 いじめに介入す
代書屋 いじめに介入す その2
代書屋 いじめに介入す その3
代書屋 いじめに介入す その4
代書屋 いじめに介入す 補足

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