2013年12月4日水曜日

追悼 中坊公平氏

中坊公平氏が亡くなられていたようですね。

 いつもながら情報が遅いが、残念です。一度は、お話を伺いたいと思っていた人だっただけに残念です。ご冥福をお祈りします。

 これも最近知ったことだが、弁護士業界では司法改革のA級戦犯とされているようです。その理由は、司法試験の合格者を3000人に増やしたからだそうだ。

 

中坊氏が「戦犯」とまで言われる理由

 ぶっちゃけた話、業界にとって競業者が増えると仕事が減るということなんだでしょうが、どういう理由づけで「戦犯」とまで言っているのでしょうか。弁護士の質が落ちたとか、育成の公費負担が増えたからとか。どれも弁護士の数を増やすということが原因とは言えない話ばかりです。

 むしろ問題なのは、育成の方法や、その費用を公費で負担する是非とか、ロースクールと司法試験は順番を逆にすべきだとか、そういう弁護士を増やすのと同時に行われるべき施策ではないでしょうか。

 当然、弁護士会というのは既得権団体なので様々な抵抗があったのでしょう。しかし、弁護士の数を増やすという事の、本当の目的、つまり誰もが法律サービスを受けやすい社会にするという所まで改革できなかったことが責められるべきところであり、おそらく本人も悔いているところでしょう。

 

どうしたら弁護士費用は庶民感覚になるのか

 もう一つ、中坊氏を批判?させていただければ、弁護士が増えても、全然その費用(報酬)が庶民の手に届くものになっていないことです。

 何故、そんなに高いのか全く理解できないが、費用が庶民の手に届くようになって初めて、中坊氏の本来の目的である「誰もが法的サービスを受けれる社会」が成り立つと言えるでしょう。

 

弁護士の質は落ちたか

 書類のミスが多い弁護士が増えたという関係者の声などもあるようですが、旧司法試験で弁護士になった人のなかにも800万円もの預り金を「うっかり」依頼者に返すのを忘れていたようなのもいるのが現実です。「悪徳弁護士」というのも、はっきり言って一般名詞でしょう。

 質自体は、向上してないが落ちてもいない、早い話「変わってない」。

 

そもそも何故そんなに高いのだ

 弁護士の仕事の原価とはいくらくらいなのだろう。パソコンや周辺機器、事務所の賃料、他に何があるのだろう。

 医者と比べても保険がきかないだけで実質は高くないと嘯く弁護士もいますが、医者はどう考えても弁護士より設備投資が高額になります。って言うか、高いものは高いのです。

 

 弁護士が「ゴミ事件」と呼ぶ報酬100万円以下の事件、その当事者が救われるのは何時になるのでしょうか。
 

 弱者の立場に立ち、その足で現場を回る。そんな数少ない弁護士が亡くなられたことを深く悔み、ここに心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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